【Dec.25更新】バンコク西部で新型コロナクラスターが発生


12月19日、タイ保健省は、バンコク西部サムットサコーン県でローカルのシーフード市場で働ミャンマー人労働者を中心に、新型コロナウイルスの感染者548人を確認したと発表しました。
市場の近隣約の2,700人で即日検査を実施し、548人の陽性反応が確認されたが、感染者のほとんどは無症状とのことです。
これを受け、政府はサムットサコーン県のロックダウンを決定。同日から1月3日まで、夜間(午後10時~午前5時)の外出を禁止し、飲食店の営業は持ち帰りのみとするとしています。

19日以降もサムットサコーン県では、魚市場で働くミャンマー人労働者のコミュニティで多くの感染者が確認され、12月24日現在、タイ国内で新型コロナウイルス感染症の累計感染者数は5,829人、入院中の人は1,653人と発表されています。
この数字は、先週18日の4,297人に比べて、一週間で一挙に1,532人の増加、死者は60人から増えていませんが、入院中の人は232人から1,653人と1,421人も急増しています。

タイ国内の新型コロナウイルスの感染者は、過去半年以上、ほとんどが隔離中の帰国者や入国者で、国内感染はほぼ収束したとされていましたが、タイから海外に出国した乗客が空港検疫で新型コロナ陽性となった例もあり、タイ政府が正確な感染状況を把握していないという指摘もありましたので、今回のクラスターはタイのコロナ感染の現状に一石を投じることになりそうです。

ちなみに、サムットサコーン県はタイの水産業の中心地で、漁船、魚市場、水産物加工工場などで多数のミャンマー人が就労しており、ミャンマーは新型コロナウイルスの感染が拡大中ということもあって、国内に100万人以上といわれるミャンマー人労働者を抱えるタイは警戒を強めていたところでした。